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2020年4月16日 繊研新聞に掲載されました

2020/04/18

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「がんばってます!ファッションの現場から」

 グループ会社に自社縫製工場を持つデザイナーブランドODM(相手先ブランドによる設計・生産)のサンエースは、5月の連休明けからクラウドファンディングサイトで美濃和紙とキュプラ「ベンベルグ」を使ったビジネスTシャツ「マッシモコンフォート」をリリースする。

 美濃和紙とキュプラの混紡糸は、特殊撚糸加工に対応するカワボウテキスチャード(岐阜市)の協力を得て1年かけて開発した。美濃和紙の糸を1度Z撚りしてから戻し、S撚りでキュプラと双糸にすることで糸に柔らかさを出した。吸水性、速乾性が高く、土に埋めると生分解するので、環境負荷も少ない。和紙の特殊編みに対応するチアキニット(愛知県一宮市)で編む。

 

”D to Cに挑戦する好機”

 丸編みのボディに布帛襟を縫い付けてあるので、1枚で着ても良いし、ジャケットを重ねても映える。ユニセックスで、1枚1万~1万5000円で支援者を募る。製品化は自社工場のサンワークで担う。

 新型コロナウイルスの影響で自社工場の20年秋冬物の受注は見通しが立ちにくい。だが、「これをピンチと見るか、チャンスと見るか」自社工場を持つ同社にとっては、ECを使ったDtoCに挑戦する好機とし、この時期でもリリースを決めた。CFサイトは現在選考中。反応が良ければODMでの製品化につなげる。

 

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