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国内で自ら工場立ち上げ 繊研新聞 2014.2.6

2016/05/13

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高品質・小ロットに不可欠

メンズアパレルのサンエースは1年半前に縫製工場サンワークを立ち上げた。外注先の工場が操業を止める際に運営を引き継いだ。サンエースがこだわる仕様やものづくりにとって欠かせなかったからだ。「量産品や簡単なものなら外注や海外の方が効率が良い。特許や実用新案を取得している自社の商品を作るために必要だった」(浅野勝三専務)。手間のかかる仕事を縫製工場が嫌がる傾向もあったという。

 

「目が届く」優位性高まる

サンエースも中国人の技能実習生を使う。「残業単価は岐阜県の最低賃金の基準以上」(浅野専務)国内でのものづくりを支える点で外国人の労働力が不可欠なものとなっているのは否定できない。工賃が厳しい場合もあるようだが、採算の合わない仕事では継続性がないことは最近の岐阜県の縫製工場の相次ぐ挫折からも明らか。中国人であろうが日本人であろうが、しっかりしたものづくりを続けていくための経費は必要だ。

工場を抱える大変さもある。サンエースの工場は14年1月期で黒字化を見込むが、新たな投資や工員のモチベーション向上が欠かせないと見る。

「効率向上や受注工賃はギリギリ」という声も漏れる。岐阜では縫製工場の破綻だけでなく、裁断場などの廃業も増えている。産地内の分業による生産ネットワークがほころぶ中、こうした機能を抱えることがアパレルメーカーの事業の強みに変わる可能性が生まれている。

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