「動態立体」で商標権を取得
2017年12月21日 繊研新聞に掲載
「動態立体」で商標権を取得
ODM(相手先ブランドによる設計・生産)企業のサンエース(岐阜市)は、「動態立体」で商標権を取得した。
動態立体とは、腕や足などの関節を動かす時に感じる圧迫感を軽減するように考慮した複数の型紙パーツを縫い合わせることで、腕や足を動かしやすくする型紙・縫製技術のことです。ストレッチ素材を使わず、動きやすさを実現している。同社は関連会社で国内縫製工場のサンワークで技術力の高い工員を育成し、動態立体商品を安定生産している。同社は以前から、動態立体を売りにしているが、「今後”サンエースと言えば動態立体”とひも付けてもらえるようにブランド化したい」と考え、商標登録した。また、動態立体をうたう類似品が現れるのをけん制する狙いもある。
今後、製品に動態立体と書いたラベルやタグを付けて販売することなども検討していく。