Cycle Pants
サイクリング運動量をパターン上で表現したパンツ
ストレッチ素材でなくても自転車やバイクに乗りやすい!
一般的には、自転車用のウェアは、ストレッチ素材を使う事で、ペダルを踏む時の運動量を確保されています。確かにストレッチ性の高い素材は、スポーツサイクリングでは、有効な素材ではありますが、シティウェア素材としては、ストレッチ糸(ポリウレタンやポリエステルなど)使用の為、素材表現に限りがあるばかりか、素材の劣化という問題を抱えております。
普通のデニム・綿・麻・ウールといった基本的には、伸度の少ない天然素材100%での機能表現は、素材ではなく、パターン・仕様での工夫が必要となってきます。
そこで、今までにない新しいパターン上のアイデアとして、サイクルパンツ(CYCLE PANTS)は、生まれました。
サイクル パンツとは、通常のカジュアルパンツを穿いて、バイクや自転車に乗ると曲げた状態の足に、内股から膝に向かって、引っ張られた感じがあります。それは、膝を曲げた状態の時に、内股から膝にかけて必要な距離が不足している事に起因します。
不足分を切り開いて足すという考えは、ありますが、それだと、膝を曲げた状態で作られたいわゆる固定された立体パンツで、膝を曲げた時は良いですが、膝を伸ばした時に、膝が出てしまって、伸ばし難いパンツになってしまいます。
そこで、サイクルパンツは、膝を曲げて状態の内股パターンと足を伸ばした外股パターンを径の違うカーブやバイヤスで縫い合わせたり、ヒップの丸みを立体的に縫い合わせる事によって、足を伸ばした状態の時も、足を曲げた状態の時も、足を伸ばした状態から曲げる動作も、通常よりテンションがなく、スムーズな動きを可能にしました。
これによって、伸度の無い素材を使っても、自転車やバイクに乗りやすいパンツができ、シティウェアとしても、サイクリングウェアとしても、自由に着て頂けるウェアの表現が可能となりました。